生駒学園は、浄土真宗を開かれた親鸞聖人のみ教えに基づき、家庭環境に恵まれない子ども達の救済のために、大正12年に設立されました。
「 感謝 報恩 」 を基本理念とし、子ども達がやさしい心を育み、社会に尽くすことができる人に育ってくれるよう支援しています。
親の病気入院や離婚、また不慮の事故などにより今までの日常生活を送ることができなくなり、就学も困難になってしまう子どもがいます。
また、虐待によって心身に深い傷をうけ自閉的になり、不登校・非行といった行動をとってしまう子どもも増加しています。
このようなさまざまな事情によって、施設に入所してくる子ども達が家庭的な環境の中で衣食住を共にし、健全な心身を養い社会人として自立できるように支援しています。
近鉄奈良線「石切駅」や近鉄けいはんな線「新石切駅」より、ともに徒歩で15分程度の場所に位置しています。生駒山の麓で自然に恵まれ、子ども達は野山の自然に四季を感じます。
周囲は、閑寂な住宅街で幼稚園、学校をはじめ教育機関、医療機関、公園等が最寄りにあり、社会資源にも恵まれています。
平成24年3月に、児童棟の改築工事が終了しました。
児童棟は、交流スペースとなる中庭を子ども達の家が取り囲む、都市型コートハウスです。
年齢に応じたプライバシーを確保し、居場所となる居間と食堂は、光と風の入る快適で開放的な空間になっています。
また、近年増加している虐待等で、さまざまな心の傷をもった子ども達に、より細やかな援助が出来るように心理療法士を配置し、施設内セラピーも実施しています。
起床から就寝までの規則正しい生活を通して、子ども達は確実に生活習慣を身につけていきます。保育士や指導員は温かい愛情を持って子ども達と関わり、「 子どもの笑顔が好きです 」を合言葉に子ども達の個性を尊重し、心の交流を図っています。
行事は、キャンプ・スポーツ大会・お餅つき等の他に、各種協力団体様からの招待行事もたくさんあり、子ども達は楽しく参加しています。
その他、毎月第3火曜日に誕生日会が行われ、特別献立の夕食を囲みながら、その月の誕生児を祝い楽しい一時を過ごしています。毎年11月23日の勤労感謝の日には、職員と子ども達が地域の公園や公共場所の清掃をしています。子ども達の「 年に一度は地域の為に役立つ事をしよう 」という自発的な感謝の気持ちを、こうした活動を通して表現する事はとても大切な事だと考えています。
職員の資質向上を目的として、学識経験者等を講師に招き、年間3回の園内研修を実施しています。また、毎月ケース会議を実施し、支援の向上を図る機会を設けています。
専門的な養育の取り組みとして、家庭支援専門相談員・個別対応職員・里親支援専門相談員を配置しています。
<園内研修(内容)>
『児童養護施設での子どもへの支援と権利擁護を考える』
『地域社会からみた児童養護施設に期待されること』
『発達障害について』『性教育プログラム』など
<園外研修(主催団体)>
全国児童養護施設協議会・近畿児童養護施設協議会・大阪府社会福祉協議会・小舎制養育研究会・子どもの虹情報研修センター・SBI・資生堂児童福祉海外研修など
 |
入園式・入学式
|
 |
親鸞聖人像建立並びに降誕会記念法要・こどもの日の行事
|
 |
潮干狩り
|
 |
園内キャンプ |
 |
野球大会・交歓ソフトボール大会 |
 |
野外交流会 |
 |
合同運動会 |
 |
まちぐるみ美化清掃(勤労感謝の日 清掃奉仕) |
 |
お餅つき・クリスマス会 |
 |
元旦礼拝
|
 |
パズルハイキング |
 |
卒業式・卒園生送別会 |